トレーディングカードショップが電子棚札を導入する「3つのメリット」
電子棚札がトレーディングカードショップを救う!?
近年、盛り上がりを見せている「トレーディングカード」ですが、今や「遊ぶ」ためだけに集めるのではなく、マニアの中で「資産」としても価値を持ち始めています。
この時流に乗り、日本全国でトレーディングカードを取り扱うショップが次々とオープンしていますが、その「資産性の高さ」と「高額での売買」を理由に、特有の課題やリスクを抱えています。
そこで今回の記事では、トレーディングカードの現状や課題、そして、トレーディングカードショップならではの課題を解決するのに役立つ「電子棚札」について詳しく解説します。
トレーディングカードゲームの現状
トレーディングカードゲームの市場は年々増加傾向にあり、投資目的に収集する人が増えたことにより、その価格が高騰しています。高額なカードであれば、1枚数十万円や100万円を超えるものも出ています。
このように価格が高騰しているため、トレーディングカードのリユース市場も活性化しており、日本全国にトレーディングカードを取り扱うショップもオープンしています。
トレーディングカードゲームの人気が高まっている理由は、大きく以下の3つあると言われています。
・ポケモンカードの人気拡大
・トレーディングカードゲームが最初に流行した当時のプレイヤーの復帰
・カードの資産性の高さ
トレーディングカードが高額で売買されるようになり、この業界ならではの課題も明らかになっています。
トレーディングカードショップが抱える「3つの課題」
トレーディングカードゲームが盛り上がっている一方で、ショップを経営する方々は、高騰しすぎている現状やカード盗難のニュースで、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
ここからは、トレーディングカードショップが抱える「3つの課題」について解説します。
課題1:同じ種類でも1点もの
トレーディングカードは同じ種類であっても、傷や汚れによりコンディションが異なるため、全て「1点もの」として扱われています。
これによりトレーディングカードショップも、1点ずつ個別かつ慎重に扱わなければいけません。
同じ種類でもコンディションごとに価格を変える必要があることも、ショップとしては手間が増える要因となります。
課題2:価格が大きく変動
トレーディングカードゲーム業界では、公式大会のルール変更により、試合で使えるカードの種類が制限されることがあります。今までは試合で使えていた種類のカードでも、ルール変更に伴い使えなくなることも珍しくありません。
試合で使えなくなった種類のカードは、市場価値が急落する傾向にあり、カードショップとしては、カード価格の変動への対応が課題となっています。
課題3:高額カードの盗難リスク
1枚のカードに数十万円や時には100万円を超える価値がつくこともあるため、カードショップへの窃盗事件が多発しています。
盗難対策として、どのショップも高額カードを頑丈なショーケースに入れたり、セキュリティシステムを導入したりしていますが、それゆえに、日々価格が変動するカードの値札の交換がかなりの手間になっています。
ショップのリスク回避と効率化を同時に叶える「電子棚札」とは?
トレーディングカードショップが共通して抱える課題として、ショーケースの中で厳重に保管している「高額カードの値札を日々変更」しなければならないことが挙げられます。
この課題を解決するために注目されているのが「電子棚札」です。
電子棚札とは、1.6インチから7.5インチほどの小型の電子表示器で、Wi-FiやBluetoothに接続することで、遠隔操作で表示内容を変更できます。
従来は、スーパーや家電量販店など「小売店」の値札を電子化するツールとして普及しましたが、近年は、多種多様な業種での活用が進んでいます。
電子棚札ついての詳細情報は、以下の関連ページをご覧ください。
トレーディングカードショップが電子棚札を導入する「3つのメリット」
トレーディングカードショップが電子棚札を導入することで、多くのメリットが得られます。
ここでは、代表的な「3つのメリット」について解説します。
メリット1:値札を張り替える手間を削減
電子棚札はPCでシステムを操作することで、遠隔操作で表示内容を変更できます。
つまり、ショーケース内に厳重に保管している高額カードの値札を、鍵を開けずに変更できるということです。
従来の「紙の値札」の運用の場合は、多い時には1日に何度も変わる相場に合わせて、ショーケースの中のカードの値札を手作業で張り替える手間がかかっていました。
しかし、電子棚札を導入した際には、鍵を開けずとも値札を変更できるため、値札の張り替え作業の手間がなくなります。
メリット2:鍵を開け閉めする際の盗難リスクの回避
トレーディングカードの価格が高騰し始めてから、高額カードの窃盗事件が次々と発生しています。
しかし、トレーディングカードは、相場変動に合わせてショーケースの鍵を開けて、高額カードの値札を張り替える必要があります。いくら頑丈な鍵であっても、スタッフが鍵を開けた瞬間や、鍵の閉め忘れなど、カードの盗難リスクは高まります。
電子棚札を導入することで、ショーケースの鍵を開けずに値段を変えられるので、高額カードの盗難リスクの回避に大きく貢献します。
メリット3:店舗とECサイトの価格の連動
トレーディングカードの市場が活性化している理由の1つに「フリマサービス」や「ECサイト」の普及も挙げられます。
この流れに乗り、多くのトレーディングカードショップでも、店内とECサイトの両方にカードを出品しています。
相場に合わせて値段を変更する際に、店内とECサイトの値段に乖離があれば、顧客に不信感を抱かせる恐れがあります。
そのため、電子棚札システムと商品管理システムを連動させることで、店内の電子棚札の表示内容とECサイトの値段をリアルタイムで一致させられます。
電子棚札で値札変更を自動化する「3ステップ」
ここからは、電子棚札でショーケースの鍵を開けずに値札を変更するまでの流れを「3ステップ」で解説します。
この3ステップを知ることで、電子棚札の導入をより具体的にイメージできるようになるので、ぜひ1つずつご覧ください。
ステップ1:ショーケース内に電子棚札を設置
まずショーケース内のカードごとに電子棚札を設置します。
電子棚札は1.6インチの小型サイズもあるので、カード1枚ずつに設置可能です。
ステップ2:電子棚札システムと商品管理システムをAPI連携
次に電子棚札システムと商品管理システムをAPI連携させます。
これにより店舗で取り扱う情報の大元である商品管理システム上で値段を変更するだけで、自動的に電子棚札システムの値段もリアルタイムに変更できるようになります。
ステップ3:電子棚札へ情報を反映
PCで操作する電子棚札システムから、店内に置いている電子棚札に価格変更を反映させるのも簡単です。
店舗独自の査定基準ごとにカードの種類とコンディションでカテゴリー分けしていれば、複数店舗を運営している場合でも、全ての店舗の価格をシステム操作で瞬時に変更できます。
電子棚札を導入するまでの流れの詳細を知りたい方は、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
▼関連記事:電子棚札の導入ガイド!計画から設置までの「7ステップ」で徹底解説
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