電子棚札(ESL)を導入するならどのサイズ?適切な大きさをご紹介します
最近、大手家電量販店やスーパー、コンビニなどの小売店でデジタル化した値札を見かけることが増えました。
このデジタル化した値札は通称「電子棚札(ESL)」と呼ばれ、人の手で行われる値札の張り替え作業を省力化するツールとして活用されています。
この記事では、電子棚札のサイズ展開と、その適切な設置場所をご紹介します。
電子棚札とは
先述したように、電子棚札とは商品棚に掲示される紙の値札をデジタル化したものです。
英名のElectronic shelf labelの頭文字をとり、ESLとも呼ばれています。
POSシステムや基幹システムと連携することで、売価エラーを防ぎながら、瞬時に、一斉に価格を変更できるデジタル機器です。
人の手を用いず、値札の表示を切り替えられることから、張り替え作業に費やしていた時間を接客業務など、販売促進に関わる業務を行えます。
さらに、電子棚札に搭載されているLED機能を用いることで、お客様や店員の方が商品をピックアップする際に、その作業を効率的に行えます。
加えて、NFC(近距離無線通信)機能やQRコードを表示させることで、自社のアプリ、ECサイトと連携してその商品の詳細情報や、商品紹介動画などを流せます。
そのため、お客様の購買体験をより良いものにするに加え、販促効果も期待できます。
電子棚札をより詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
https://rental.grt-esl.jp/blog/electronic-shelf-label-introduction/
電子棚札のサイズ展開
電子棚札のサイズ展開は各社様々ですが、この記事ではGRトレードで取り扱っている電子棚札(ESL)のサイズと製品概要についてご紹介します。
GRトレードの電子棚札では、上記サイズ以外にも商品棚に合わせて外観やカスタマイズが可能です。
常温のみならず、冷凍用、カラー表示のできる棚札もございます。
食品スーパーでのサイズ選び
電子棚札を選ぶ際、商品のフェイス幅、棚の形状、棚に陳列できる商品数、棚札に表示する内容、その全てを考慮する必要があります。
ここでは、食品スーパーにおいて、どの売り場でどのサイズの電子棚札を使用するのが良いのかをご紹介します。
野菜売場
野菜売り場では、棚のスペースが十分にあり、1つ1つの商品のフェイス幅が大きいものが多いです。
そのため、4.2インチ以上の電子棚札を使用することをおすすめします。
電子棚札を導入しているスーパーでの野菜売り場では、7.5インチの電子棚札を使用し、商品名、価格を表示していました。
そのため、紙の値札に劣らず、どの商品がどのくらいの値段であるのかわかりやすい表示が可能となっています。
加工食品売場(カップ麺・袋めん)
加工食品売り場では、袋麺やカップ麺は野菜ほどのフェイス幅はありませんが、比較的大きいです。
そのため、4.2インチ以下の2.6や2.9インチを使用すると商品の幅、棚野スペースと合うでしょう。
調味料売場
調味料売り場の商品は、そのフェイス幅小さいです。
そのため、1.6インチや1.8インチの電子棚札でないと、商品棚スペースが空いてしまいます。
そのため、より多くの情報を入れたい場合、電子棚札上でQRコードの表示、NFC機能を用いて自社サイト、アプリと連携させたり、紙のPOPも+αで作成したり、デジタルサイネージによって商品をアピールしたりすることが考えられるでしょう。
米菓・菓子売場
米菓・菓子のどちらも商品フェイス幅が比較的大きいものが多いです。
そのため、加工食品売り場と同じように2.1~2.6~2.9インチを用いるのが一般的です。
飲料・酒売場
飲料・酒は、その商品フェイス幅比較的小さいものが多いです。
そのため1.8~2.9インチの電子棚札を使用することが好まれるでしょう。
一方で、期間限定商品やPRしたい商品については棚割り等によってより大きな電子棚札を使用したり、紙POP、電子POPを用いたりすることで、販売促進効果を狙う方法もあります。
まとめ
商品のフェイス幅や各棚の陳列状況に合わせ、電子棚札を選定していく必要があります。
例えば、出来るだけ情報を電子棚札で表示させたい場合、大きな文字で表記したい場合はどこまでのサイズのものを取り付けられるかを現場棚で検証する必要があります。
また、情報量が少なければ、全て小さなESLに統一するという考えもあり、その全ては売場、商品数に関係してきます。
そのため、MDの一環として電子棚札のサイズを考えていく必要があるでしょう。
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