GRTのアクセスポイント『GAP50』はスグレモノ
こんにちは、中山です。
今日は当社のアクセスポイントの3つの優れている点についてお話したいと思います。
アクセスポイントとは?
アクセスポイントとは、システムにアクセス出来るPCやサーバーと、有線のLANケーブルで繋ぎ、ESL(電子棚札)とは無線で通信するアンテナの事です。
電源供給はLANケーブルのPOE(Power over Ethernet)で給電する為、別途で電源工事の必要はありません。
当社のアクセスポイントは180mm×180mmで厚さ33mmの箱状の形、取付け工事は簡単で先に専用の固定用のプレートを天井や壁に4点ビス止めすればアンテナ本体はワンタッチで着脱出来ますので、万が一故障した時なども直ぐに交換できる様にしています。
GRトレードのアクセスポイントの特徴
【Bluetooth5.0を採用した通信で省電力化!】
まず初めにお話したいのは、GRトレードのアクセスポイントではBluetooth5.0を採用しているということです。
他社製品はどのメーカーもESL(電子棚札)とアクセスポイントの通信をWi-Fiで通信しているのですが、当社のGRTクラウドESLのアクセスポイントは、業界で唯一Bluetooth5.0を採用しています。
なぜBluetooth5.0なのかと言うと、Wi-Fiと比べ消費電力が少ないというところがポイントです。消費電力が少ないということは、ESL(電子棚札)に内蔵されているボタン電池が長もちするんです。決して何倍も長持ちする訳ではありませんが、少しでも長くお使い頂けるようにBluetooth5.0を採用しています。
また、Bluetooth5.0とWi-Fiは周波数が異なるため、通信干渉が行われません。Wi-Fiは主にPOSレジの通信で使用されています。そこで、Wi-FiではなくBluetooth5.0でESLと通信することで、その干渉を防ぐことができます。
ここで、Wi-Fiと比べてBluetooth5.0の方が通信距離、通信強度に不安がある方もいるかもしれません。
ですが、通信出来る範囲は半径で20~25m、直径で40~50mのエリアをカバーするのでWi-Fiと比べても遜色なく、通信強度も使用上、問題ございません。
【2WAYの通信方法!】
このアクセスポイントの優れているポイントの2つ目は通信方法が2WAYで併用出来るという点です。
ESL(電子棚札)との通信はBluetooth5.0で通信しながら、Wi-Fiも同時に使えて2.4GHzか5.0GHzのどちらかをシステム設定画面で選択出来る様にしています。
そのため、ESL(電子棚札)とは別に、通信強度が強いWi-Fiを使用するPOSレジの通信アンテナとしても併用できます。
1台2役なので、新しくオープンするお店で当社のESL(電子棚札)をご採用頂いたら、POSレジ用のアンテナを買わなくて済む分お得になります。
【ローミングの柔軟性!】
最後にお話したいのは、ローミングの柔軟性についてです。
他社の製品はアクセスポイントとESL(電子棚札)は1:1で紐付けて通信させているので、アクセスポイントが故障するとそのエリアのESLは全て通信出来なくなります。
一方で、当社はそのアクセスポイントが故障した時、周囲の他のアクセスポイントが代わりにESL(電子棚札)との通信を行えるようにしています。お店の中に設置している全てのアクセスポイントが、それぞれ電波の届く範囲の対象の全てのESLと相互に通信できるようにしているデータ通信のローミングの柔軟性を上げる事で、導入後のトラブルを少しでも少なくするように工夫しています。
アクセスポイントとESL(電子棚札)の通信方式は独自のBLEプライペートプロトコルで暗号通信する事で他の機器の電波と識別していて市販のアクセスポイントでは当社のESL(電子棚札)は通信出来ません。当社の複数のアクセスポイントと、複数のESL(電子棚札)とだけが相互に通信し合える様にしています。
当社のGRTクラウドESLを製造しているZkong(ズークン)社は元々アクセスポイントなどの通信機器を製造しているSunpearl(サンパール)社の100%子会社であり高い通信技術を持っています。省電力のBluetooth5.0も、Wi-Fiと併用の1台2役も、ローミングの柔軟性も、他社のアクセスポイントにはないユニークな機能を提供しており、この通信技術の高さがクラウドシステムにも活かされているのですが、そのお話はまた改めて。最後までお読み頂きありがとうございました。