電子棚札(ESL)は小売業界だけじゃない!物流業界での活用方法をご紹介します
電子棚札(ESL)は小売業界だけじゃない!物流業界での活用方法を説明します
近年、大手家電量販店や大型スーパーでデジタル化した値札を見かけることが多くなりました。
デジタル化した値札は通称「電子棚札(ESL)」と呼ばれ、紙の値札の代わりとなる店舗業務の効率化ツールとして注目されています。
一方で電子棚札は小売業に限定した使い方のみならず幅広い活用方法があります。
そこでこの記事では、その中でも物流業界のお客様での活用事例についてまとめていきます。
物流業界での活用方法
物流業界において、電子棚札の活用方法は主に5つあります。
1.マッピング機能
2.LED店頭でピッキングの効率アップ
3.在庫残数表示、在庫切れ監視
4.オリコン(折りたたみコンテナ)や番重の内容表示
5.カゴ台車での情報表示
それぞれについて解説していきます。
1.マッピング機能
1つ目の活用方法は電子棚札の位置情報をマップに表示させる方法です。
大きな倉庫で、商品数が多い場合、熟練作業者ならば、商品が保管されている棚の位置を把握していても、新人やアルバイトでは商品が保管されている棚を探す時間がかかるなど、経験年数に応じて作業効率に差が出てしまいます。
そこであらかじめ倉庫内の棚と商品の位置を図示したマップを作成し、各棚に対して電子棚札を紐付けておきます。
そして、選択した電子棚札(商品)をマップ上に表示させる事で、選択した商品が倉庫内のどこにあるのかを分かりやすく図示できます。
その結果、熟練、新人問わずピッキングの作業工数が減るため、時間短縮になります。
2.LED点灯でピッキングの効率アップ
2つ目の活用方法は電子棚札に搭載されているLEDランプを点滅させ、ピッキング効率をアップさせる方法です。
対象商品棚の位置がおおよそ特定できたとしても、その棚の中のどのケースに対象商品が保管されているのかを瞬時に判断することは、難しいでしょう。
そこで、その棚のどのケースに保管されている対象商品をピッキングすれば良いのかを瞬時に分かりやすく示すためにLEDを点灯させます。
点灯している商品をピッキングすれば素早く正確にピッキングできます。
出荷指示書のバーコードやQRコードを読み込んだら指示書に記載されている対象商品の棚札が全てLED点灯する事ができます。
3.在庫残数表示、在庫切れ監視
3つ目の活用方法は電子棚札上に在庫残数を表示させたり、在庫切れを監視したりする方法です。
あらかじめ上位の在庫管理システムと電子棚札クラウドシステムをAPIでデータドッキングしておくと、ピッキングする度に初期の在庫数から1つずつ減算した数量(理論値)が電子棚札「ESL」に表示されます。そのため、常に実際の在庫と理論値で示された在庫を確認でき、正確に在庫を管理できます。
さらに、クラウドシステム側で在庫残数に規定値を設定しておくと、規定値を下回った時に在庫追加を表示させたり、LED点灯、メールアラートさせたりすることで在庫切れを防ぐことができます。
4.オリコン(おりたたみコンテナ)や番重の内容表示
4つ目の活用方法は、オリコン(おりたたみコンテナ)や番重の内容を表示させる方法です。
従来、オリコンにバーコードを貼り付け、バーコードリーダーで読み取って中に入れるべき商品をピッキングしています。
そこを、電子棚札(ESL)に置き換える事で、内容表示を瞬時に行えます。
まず、ESLに表示されているバーコードやQRコードをPDAで読み取ります。そして2.のようにピッキングすべき商品を認識しやすくし、対象商品をオリコンの中に入れていきます。そして、それら情報を電子棚札(ESL)に表示させることで、都度バーコードリーダーで読み取らなくても、向け先や商品の情報が電子棚札を見るだけでわかります。
5.カゴ台車での情報表示
5つ目の活用方法はカゴ車に電子棚札を取り付けることでその情報を表示させる方法です。
従来、カゴ台車、カゴ車に配送先の情報が書かれている紙を貼り付け、配送から戻るとその紙を捨てて、次の配送先の表示をしなければなりません。
実際に、配送先やルートが輸送車ごとに特定されている場合、配送先は固定されているためカゴ車の表示をデジタルで切り替えるニーズはないと思います。
しかし、固定されておらず不特定多数の配送先に商品を届ける場合、毎回情報の書き換え、張り替えが必要となる為、電子棚札(ESL)にすると、その手間を省けます。
まとめ
今回は物流業界を舞台に電子棚札の活用方法をご紹介いたしました。
電子棚札は小売業界のみならず、表示を必要とする業界でお使いいただける、表示器です。
電子棚札に関することはGRトレードにお任せください。
さらに、GRトレードでは1枚から始められるレンタルプランがございます。
是非この機会に試してみてはいかがでしょうか。