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物流・製造業に革命!電子ペーパーの導入で「ピッキング作業」の効率化を実現

物流・製造業に革命!電子ペーパーの導入で「ピッキング作業」の効率化を実現

ほとんどの物流倉庫や製造工場で行われる「ピッキング作業」ですが、人手不足の影響を受けやすかったり、手作業によるヒューマンエラーが発生しやすかったりと、効率化が急務となっている業務の1つです。

ピッキング作業をDX化したいけれど、何から始めたらいいか分からないという担当者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、電子ペーパーを活用した「ピッキング作業」の効率化方法について解説します。

ピッキング作業とは?定義や代表的な手法を解説

物流業、製造業でのピッキング作業

「ピッキング作業」とは、発送する製品や商品、製造に使う部品などを、倉庫の中から集める作業のことを指し、物流・製造業のみならず「在庫を持つ全ての業界」で発生する作業です。

ピッキング作業の手法については、業種や取り扱う商品・製品によって異なりますが、大きく分けて「2種類」に分類されています。

種類1:シングルピッキング

オーダーピッキングとも呼ばれるシングルピッキングは、在庫管理棚から1つづつ製品を集めてくる方法のことです。

シングルピッキングは、複数の製品を少量出荷するときに用いるので、シンプルな作業内容でミスは比較的発生しづらいのが特徴です。

しかし、オーダーごとに作業員が移動しなければならず、オーダー数が増えると作業効率が下がる傾向があります。

種類2:トータルピッキング

バッチピッキングや総量ピッキングとも呼ばれるトータルピッキングは、少ない種類の製品を大量出荷する際に用いられ、出荷件数が多い場合に適したピッキング方法です。

オーダーされた製品をまとめてピッキングできるため、作業員の移動距離や作業時間を短縮できるのがメリットと言えます。

トータルピッキングではピッキングのほかに仕分け作業を行う必要があり、作業工程が一段階増えてしまうデメリットもあります。

効率を考えると、一定数のオーダーがあるまでは作業自体を行うことが難しい可能性もあります。

ピッキング作業でよくあるお悩み「5選」

ピッキング作業

ピッキング作業自体は単純作業であるため、経験の少ない作業員でも行えます。

しかし、広い倉庫内でのピッキング作業は、様々な原因でヒューマンエラーが起こりやすく、出来るだけ効率化したいとお考えの企業担当者様も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、ピッキング作業で「よくあるお悩み」5つを解説します。

お悩み1:品名を覚えるのが大変

複数の製品を取り扱う倉庫では、製品も多種多様で品名を覚えるのにも時間がかかります。

特に、手作業で製品を組み立てる工場では、同じような形の部品を集める必要があるため、なんとなくのイメージで形や場所を覚えても、指示通りにピッキングできない恐れがあります。

しっかりと品名を覚えなければならず、どうしても作業員の熟練度合いに左右されやすいと、悩んでいる担当者が多くいます。

お悩み2:製品の保管場所を覚えるのが大変

広い倉庫では、製品の保管場所を覚えるのも一苦労です。思い込みによるヒューマンエラーも発生しやすく、ベテラン作業員でも間違えることがあります。

保管場所を正確に把握していないと、ピッキング作業を効率的に行えず、広い倉庫を行ったり来たりしてしまい、余計に時間がかかることもあります。

お悩み3:移動距離や作業時間が長い

動線が長い大型倉庫では、移動距離や作業時間が長く作業員の体力消耗が課題となります。

効率化を図り、作業員の負担を軽減する必要があります。

お悩み4:単純作業の割に集中力が求められる

ピッキング作業は単純作業ですが、たった1つの間違いでお客様の不信感を抱かせてしまうリスクもあるため、集中力が必要です。

単純作業を繰り返す中でも、集中力を高く保ち続ける工夫が必要となります。

お悩み5:繁忙期は忙しくなる

年末年始や季節イベントなどの繁忙期には製造業や物流業のピッキング作業も忙しくなります。

商品の配置が平常時とは変わっていたり、在庫の種類も増えていたりすることがあり、いつも以上にヒューマンエラーが起こりやすくなります。

電子ペーパーの導入で「ピッキング作業」を効率化する「3ステップ」

棚に電子棚札を設置した様子

物流倉庫や製造工場の管理担当者は、先ほど解説したようなピッキング作業に関する悩みを、なんとかして改善したいと考えていることでしょう。このピッキング作業を効率化するツールとして「電子ペーパー」の導入が進んでいます。

そこでここからは、電子ペーパーを活用して、ピッキング作業を効率化する方法を「3ステップ」に分けて、わかりやすく解説します。

ステップ1:商品棚に電子ペーパーを設置する

まずは物流倉庫であれば商品棚に、製造業であれば製品棚や部品棚に、電子ペーパーを設置します。

電子ペーパーは、小さくて軽い上に、ボタン電池で稼働するので、設置場所を選びません。

ステップ2:在庫管理システムと電子ペーパーのシステムをAPI連携

次に、在庫管理システムと電子ペーパーのシステムをAPI連携させます。ここで注意していただきたいのが、電子棚札のシステムを導入する際に、GRトレードのクラウドシステムを活用するか、お客様の既存システムに合わせてオンプレミス構築する、2種類の導入方法から自社にあった方法を決めることです。

特に、製造業や物流業の企業では、オンプレミス構築でなければ、システム導入ができないことが多いので、事前に確認が必要です。

ステップ3:LEDランプが光った棚の商品をピッキング

ステップ2までの設定が終われば、パソコン操作で棚に設置した電子ペーパーの表示内容を一斉に変更できます。

さらに、専用の端末で発注書に載っているバーコードやQRコードを読み取ることで、電子ペーパーに搭載されているLEDランプを点滅させられるため、保管場所がわからなくても、点滅している商品だけピッキングすれば良くなり、作業が効率化できるのです。

電子ペーパーの導入で「出荷」だけでなく「入荷」作業も効率化できる

在庫確認

電子ペーパーによるピッキング作業の効率化の方法について解説しました。

しかし、物流・製造業では、製品や商品を発送する際の「ピッキング作業」だけでなく、物流業では預かった製品を製品棚に収納する時に、製造業では製造に使う部品を仕入れた時に、指定の棚に格納する「ストック作業」があります。

ピッキング作業と逆のストック作業でも、どの製品や商品を、どの棚に格納すべきかを把握していないと、効率的に作業を進められません。

電子ペーパーを活用することで、ピッキング作業と同じく、専用の端末でバーコードを読み取ると、格納すべき棚に設置している電子ペーパーのLEDランプを点滅させられるので、ストック作業の効率化も合わせて実現できます。

物流業・製造業へ電子ペーパーを導入する「3つのメリット」

棚卸し作業

このように物流・製造業のDX化におすすめなのが「電子ペーパー」の導入ですが、メリットばかりではなくデメリットについても知っておきたいと感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは電子ペーパーを導入する「3つのメリット」を先に解説して、その後「2つのデメリット」についても解説します。

メリット1:LED点滅やマッピング機能で保管場所を瞬時に確認

先ほど解説したように、電子ペーパーに付属されているLEDランプを点灯させることで、瞬時に何がどこにあるのかを確認できるようになります。

また、別途マッピングシステムを構築することで、商品棚と商品のある位置を図面化したマップを作成し、各棚に設置した電子ペーパーと紐づけることで、さらに画期的な仕組みを構築できます。

指示書をデバイスで読み取ると、商品が置かれている場所がデバイス上のマップに表示されて、商品棚を効率よく探せるように設定できます。

これまで目視で一つ一つ確認していたものが、一瞬で把握できるため時間の効率化はもちろん、作業員の負担軽減にもつながります。

メリット2:人的コストの削減

少量多品種のピッキング作業では熟練作業員はスピーディに行うことができますが、新人作業員には難しい作業です。

ある企業では、電子ペーパーを導入することで作業員の数を10人中3人減らすことに成功し、他の業務へ人員を当てることができるようになりました。慢性的に人材不足な業界では嬉しい効果ではないでしょうか。

メリット3:ピッキングだけでなく在庫管理も効率化

電子ペーパーと在庫管理システムをAPI連携させることで、「今棚に並んでいる商品数」と「別の保管庫にある商品数」を足した数値を、電子ペーパーに表示させられます。

さらに、商品をピッキングする度に、最初の在庫数から1つ減算した数量を電子ペーパーに表示でき、在庫管理の「見える化」を実現できます。

システム側でも在庫残数に規定値を設定すれば、規定値を下回った時にメールやLED点灯でアラートを流すこともでき、在庫残数の把握に役立ちます。

物流業・製造業へ電子ペーパーを導入する「2つのデメリット」

棚卸し作業

続いては、電子ペーパーを導入する際の2つのデメリットについて解説します。

デメリット1:DX対応人材の確保

電子ペーパーを活用するには、電子ペーパーの設定や在庫管理システムの仕組みを理解し、使いこなせるIT分野に強い人材を確保する必要があります。

既存の人材に適任者がいない場合は、一から社内教育をするか、デジタルに強い人材を新たに採用するしかありません。

この点においても、GRトレードのESLシステムならば、初見の方でも直ぐにお使いいただけるシステムですので、ご安心ください。

デメリット2:書き換え時間

一般的に流通している電子ペーパーでは、書き換えの指示を出してから、表示内容が変更されるまで時間がかかります。

導入している電子ペーパーの枚数により多少増減しますが、導入枚数が1000枚程度であれば約10分ほど、書き換えに時間がかかります。

ただし、手作業で張り替えることに比べれば、雲泥の差がありますが、電子ペーパーとしては「書き換えスピードの向上」が課題として挙げられています。

圧倒的な効率化!ピッキング作業を電子ペーパーでDX化しましょう

慢性的に人材不足が続く物流・製造業では、DX化が不可欠です。単純作業の割に課題の多い「ピッキング作業」の効率化を図ることにより、その他の業務へ人員を補充したり、残業を減らしたりできるでしょう。

このピッキング作業を効率化するツールとして注目されている電子ペーパーですが、GRトレードでは、某大手家電量販店の全国数百店舗に導入した実績もあり、企業様それぞれのご希望に合わせた提案が可能です。

「電子ペーパーを導入したいけどコストが気になる」「自社の社員で使いこなせるか不安だ」このような疑問を抱えている方は、まずはお気軽にGRトレードにお問い合わせください。

ぜひ電子ペーパーを活用して、圧倒的な業務効率化を実現してください。

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