電子棚札のコストはどれくらい?導入や運用にかかる費用を公開
目次
1.電子棚札の導入にかかる費用
2.電子棚札の運用にかかる費用
3.電子棚札のコストパフォーマンスを考えるなら
4.予算に合わせた電子棚札の導入ならGRトレードへご相談を
5.まとめ
電子棚札とは商品情報や在庫情報を一括で変更・表示する新しい商品です。新しく導入を検討されている企業様も多いと思いますが、その費用が気になる方はいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では電子棚札の価格相場についてご紹介します。導入から運用・保守までの費用、費用を抑えるためのコツをご説明いたします。ぜひ最後まで御覧ください。
1.電子棚札の導入にかかる費用
電子棚札を導入するためには以下の費用がかかります。
・電子棚札本体の費用
・アクセスポイントの費用
・PDA端末の費用
・サーバー構築の費用
・電波干渉チェック費用
・工事費用
それぞれの価格相場についてご説明いたします。
・電子棚札の費用
電子棚札の導入で欠かせないのは、商品名や価格などの情報を表示する電子棚札本体です。
電子棚札の価格はメーカーやサイズ、表示色などにより変わります。1.6インチ~5.8インチ程度で一枚あたり1000円~6000円、サイズが大きくなると1万円~3万円程度です。
電子棚札は紙に比べ、単価が高くなります。そのため、食品スーパーでは、コストパフォーマンスが見合わないことがあります。ですが、価格変更の際の出力・カット、人の手による変更でのミス、値引きシールを使用するコスト等を考えると、長期的にはコストを抑えられると考えられます。
・アクセスポイントの費用
アクセスポイントとは基幹システムやPOSシステムからの情報を電子棚札に反映する際に必要なアンテナのことです。
メーカーや機能などによって価格は異なりますが、おおよそ1台2万円~4万円です。
半径20m~30mに一台が必要となるため、お店の広さによって使用する台数は変わります。
・PDA端末費用
PDA(Personal Digital Assistant)とは電子棚札と商品を紐づける、その紐づけを解除する携帯情報端末です。
手動で電子棚札と商品を紐づけられますが、商品数が多くなる場合には必要となります。
PDAの価格は1台約5万円~6万円くらいと考えると良いでしょう。
・サーバー構築費用
基幹システムやPOSシステムの情報を電子棚札に反映する、電子棚札を制御する際にサーバーが必要となります。
しかし、クラウドサーバーを使わずにサーバーを別途構築することを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サーバーを独自に構築する場合、その費用は50万円~となり、その内容によって金額は異なります。
仮に独自のシステムを要望すると、その分はもちろん上乗せされることになるでしょう。
そのため、見積もりを出すまではわかりません。
・工事費用
電子棚札を設置するにあたって工事費用が発生する場合があります。考えられる工事内容は以下の通りです。
・アクセスポイントの取付工事
・棚札取り付け作業
・紐づけ作業
これら作業を委託する場合、交通費なども必要となる可能性があります。
これらはケースバイケースですので見積もりを出すまで金額はわかりません。
・電波干渉チェック
電子棚札は通信機器のため電波干渉チェックが必要な場合がございます。
その金額もお店の広さなどにより変わるため一概に相場を出すことはできません。
2.電子棚札の運用にかかる費用
電子棚札を運用するためには、以下のような費用がかかります。
・サーバーの使用料
・保守やサポートの費用
導入費用のみならず、運用費用についても検討が必要です。
・サーバーの使用料
サーバーを新たに構築しない場合、サーバーの使用料が必要となります。毎月2~3万円程度を考えておくと良いでしょう。
加えて、ライセンス費用が必要な場合があります。その金額は業者によって異なりますので、確認が必要です。
・保守やサポートの費用
業者により保守やサポートの費用は異なりますが、毎月3~4万円が相場となります。
電子棚札などの通信機器では定期的に保守点検が必要となります。また、不具合が生じた際のサポート体制・内容なども業者によって様々です。
以上を踏まえ、30坪程度(約100㎡)の小規模スーパーで電子棚札を使用する場合の価格を概算します。
おおよそ1000枚の棚札が使用されることを想定すると、
導入費用:107万+α
・棚札本体1000枚×1000円=100万円
・アクセスポイント1台×2万円=2万円
・PDA1台×5万円=5万円
運用費用:5万円
・保守・サポート費用 毎月3万円
・サーバー使用料 毎月2万円
合計112万円+α
がおおよそのコストとなります。
3.電子棚札の費用対効果を考えた設置のポイント
電子棚札の導入コストは、紙の値札に比べはるかにかかります。加えて毎月運用コストがかかります。そのため、電子棚札を導入する際には、費用対効果を上げることが重要となります。そこで、費用対効果を上げるためのポイントを3点あげます。
1.電子棚札を限定的に導入し、紙の値札と両方を使用する
日々仕入れが発生し、値段が変わる商品や日配品など頻繁に商品や金額が変わる売り場に限定し電子棚札を導入することで、電子棚札の枚数を減らす事ができます。
その場合、商品数も限られるためPDAなどの端末代金を抑えることもできます。
電子棚札の強みは商品名や価格を一括で一斉に変更できる点です。そのため、頻繁に商品や価格が変わらない売り場では紙の値札を引き続き使用することで、費用対効果を上げる事ができるでしょう。
2.工事費用を抑える
アクセスポイントや電子棚札の取り付け作業や商品との紐づけ作業を業者に頼まず、ご自身で行うことでそれらの工事費用を抑えられます。
商品数が多い場合や複数の店舗で導入する場合には、業者に依頼することを検討しても良いでしょう。
3.レンタルプランを使用する
電子棚札を取り扱っているメーカーや販社の中にはレンタルプランやサブスクリプションによるサービスを提供している会社があります。
レンタルやサブスクリプションの費用は業者により異なります。
ですが、上記サービスの利用を検討することで導入コストを安く抑えられます。
4.電子棚札の導入はGRトレードにご相談を!
GRトレードでは電子棚札を安心してご導入いただきたいという思いで、レンタルプランをご用意いたしました。ご予算に合わせた電子棚札ソリューションのご提案が可能です。
また、電子棚札の導入から運用までワンストップでサポートを行っております。電子棚札導入を検討されている企業様の悩みをすぐに解決いたします。
5.まとめ
この記事では電子棚札の価格相場について見ていきました。
電子棚札を導入には「電子棚札本体」、「アクセスポイント」、「PDA端末の費用」、「サーバー構築の費用」、「電波干渉チェック費用」、「工事費用」などの費用が必要となります。
さらに、運用するにあたり「サーバー使用料」「保守・サポートの費用」などの費用が発生します。そのため、あらかじめどのくらいの費用がかかるのかということを把握した上での検討が必要不可欠です。
電子棚札に関する質問や見積もりはお気軽にGRトレードへご相談ください。