サイゼリヤが電子化！電子棚札によるスマホ注文を開始
サイゼリヤが手書き注文を廃止
サイゼリヤは全国に1059店舗（2023年3月現在）を展開し、ミラノ風ドリアや辛味チキンなどの低価格で美味しいメニューが多いと人気のレストランチェーンです。
このサイゼリヤのお客席に突如小さなデジタル表示器が設置され、従来の「手書き注文」からQRコードによる「スマホ注文」に変わったと話題になっています。
そこで今回は、サイゼリヤがスマホ注文を実現するために導入した「電子棚札」について、電子棚札の専門家であるGRトレードが考察します。
サイゼリヤの従来の注文方式
サイゼリヤは従来、専用の注文デバイスを導入したり店員がテーブルまで注文を取りに来たりと、様々な注文方式が取られていました。
しかし、2020年に各テーブル上に置かれた注文用紙に客が記入して店員に渡し、店員が注文デバイスに入力する方式に変わりました。
2024年に入り、セルフオーダー方式を導入する店舗が増えてきました。
サイゼリヤが導入したセルフオーダー方式
サイゼリヤでは客席にある電子棚札に表示されているQRコードを客が自分のスマートフォンで読み取り、オーダーをするというセルフオーダー方式が取られています。
他店でよくある写真付きのメニューが表示される形式ではなく、客席にあるメニュー表の各メニューに振り分けられている番号をスマートフォンの画面に入力する方式です。
メニュー表の中には、デザートを中心に食前と食後で異なる番号が振り分けられているメニューもあり、提供するタイミングの指定も可能です。
サイゼリヤは低予算での電子化に成功！？
一般的なセルフオーダーシステムでは、客席に専用のタブレット端末が設置されていることが多いですが、サイゼリヤでは客のスマートフォンで注文する方式ですので、新しく設置したデバイスはQRコードを表示している「電子棚札」のみです。
他の外食チェーン店では、配膳ロボットやセルフレジというフルオートメーション化が進んでいるため、サイゼリアでは低予算で最低限の機能のみ電子化に踏み切ったとも考えられます。
サイゼリヤが導入した「電子棚札」とは
そもそも電子棚札とは、スーパーや小売店などの商品棚に設置されるデジタルディスプレイで、価格や商品情報をリアルタイムかつ遠隔操作で表示するシステムです。
これにより、従来の紙製の棚札を使用する必要がなくなり、価格変更や商品情報の更新が迅速に行えるようになります。
サイゼリヤではこのシステムを応用して、注文の電子化を実現しました。
サイゼリヤにおける電子棚札の役割2つ
サイゼリヤにおける電子棚札の役割は2つあります。
役割1：注文用のQRコードを表示
1つ目の役割は、客席ごとに異なる「注文用のQRコードを表示」することです。
これにより客が自分の好きなタイミングで注文できるようになりました。
役割2：客席が使用中かどうかを表示
2つ目の役割は、客席が「使用中かどうかを表示」することです。
サイゼリヤで注文を終えると、電子棚札の表示が「お食事中」に変わります。
注文を終えて、ドリンクバーを取りに行った場合でも、客席が使用中であることが一目でわかるので便利です。
サイゼリヤが電子棚札を導入したメリット3つ
サイゼリヤが電子棚札を導入したことで得られたメリットは3つあります。
メリット1：好きなタイミングで注文できる
客が自らのスマートフォンで注文するようになったことで、ゆっくりとメニューを選べるようになりました。
最初の注文をした後に追加注文をする時にも、わざわざ店員を呼ぶ必要がないので、気軽に注文できると好評です。
メリット2：非接触で注文できる
様々な感染症が1年を通じて流行しているため、非接触での注文には今でも高いニーズがあります。客席に設置されている端末を触ることにも抵抗がある方も多いので、自分のスマートフォンで注文できるのはありがたいと感じる人も多いです。
メリット3：店員の業務効率化
店員が注文を取りに行かなくていいので、大幅な業務効率化につながっています。
店内が騒がしい時には、店員が注文内容を復唱する声が聞き取りにくいこともあるため、電子化したことでメニューの確認を客が自分でできることも安心材料の1つとなります。
スマホを持っていない人は注文できなくなった！？
今回のような電子化のニュースが流れると、
・スマートフォンを持っていない人は見捨てるのか？
・スマートフォンの電池が切れていたらどうするの？
というアンチコメントが増えますが、サイゼリヤでは従来通りに店員を呼ぶことでも注文可能です。
スマートフォンがなくても注文できるため安心です。
電子棚札はGRトレードへお任せ
電子棚札はサイゼリヤ以外にも様々な店舗で導入が進んでいます。
GRトレードも電子棚札を取り扱う企業の1つです。GRトレードでは某大手家電量販店の全国数百店舗への納品実績があります。
最小で1枚からレンタルできるお得なプランもあるので、最初から大きな予算をかけられないという場合でも安心です。
電子棚札の導入を検討されている方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
