【導入事例】全国約2,800ヶ所でフード事業を行うLEOC様のメニュープレートを電子ペーパー化
エンジニアリング商社の株式会社GRトレード(本社:東京都千代田区、以下GRトレード)は、全国約 2,800ヶ所で食事提供を行うコントラクトフード事業を展開している 株式会社LEOC様(本社:東京都千代田区)にて電子棚札(電子ペーパー)を採用いただきました。
コントラクトフード事業大手「LEOC」様の概要
株式会社LEOC様は、北海道から沖縄まで全国2,800カ所以上の施設で食事を提供し、 社員食堂、 寮、学校、スポーツ施設、病院、有料老人ホーム、老人福祉施設、保育園などさまざまな施設に食事サービスを展開されておられる業界大手の事業者様です。
今回、電子棚札(電子ペーパー)を導入していただいた事業所様は、サッポロ不動産開発株式会社様が運営されておられる東京都渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスタワー3F「YEBISU GARDEN CAFE」様に設置いただきました。
LEOC様が電子棚札(電子ペーパー)を導入した狙いと背景
LEOC様本社の本部部門の管理職様から、メニュープレートに入れている紙のメニューを電子棚札 (電子ペーパー)に変更することで、メニュープレートのDX化と、ペーパーレス化により不要な紙を発生させない=SDGsを進めたいというご相談をいただきました。
全国の事業所の現場で毎日のように差し換えるメニュープレートの表示を、現場で簡便に入れ替えたいというご要望で、電子棚札(電子ペーパー)の導入をご検討されていました。
LEOC様が電子棚札(電子ペーパー)の導入をご検討されていた背景としては、LEOC様が事業を展開されておられる約2,800か所の事業所のメニューは全て独自の献立であるため、メニュープレートの入れ替えも本社一括で実施しにくく、現地事業所の栄養士さんや調理師さんに毎日の業務終了後に変更していただかざるを得ないという前提でした。
本部のお考えは少しでも現場で調理以外の間接業務の負担を減らしてあげたいという思いから相談をいただきました。
電子棚札(電子ペーパー)導入前の運用方法
LEOC様が電子棚札(電子ペーパー)を導入する前は、以下のような運用が行われていました。
①:毎週水曜日に翌週1週間(月)~(金)までのメニューが決定する。
②:担当者は本部が決定したメニューのエクセルデータを、翌週月曜の前日の金曜に店頭約40種類 ×5日分=200枚の紙にプリントアウトし、定寸にカットして毎日40枚差し換えられるように準備しておく。
③:毎日業務終了後に翌日分のメニュープレートに約40種類分差し換える。
④:内容にミスがあった場合、同じ作業が発生してしまい作業時間も手間もかかる。
⑤:差替え時にメニュープレートを落としてしまって、メニュープレートケースを破損してしまった事もある。 以上のような作業を担当者が1人で毎日実施しており、多くの手間が掛かっていました。
電子棚札(電子ペーパー)導入後の運用方法
今回、GRトレードの電子棚札(電子ペーパー)を導入していただいたことで、以下のような 効率的な運用に変えることに成功しました。
①:電子棚札(電子ペーパー)システム導入時に、メニュープレートのレイアウトを作成して以後全てこのレイアウトをコピーして使用する為、都度作成する必要はない。
②:本部から送られてくる翌週一週間分のExcelのメニューデータ(約200種類)から、その日の業務終了後に翌日の対象メニューのデータだけ(約40種類)を抜粋する。
③:電子棚札(電子ペーパー)システムにデータをインポートする専用のExcelフォームに、 ①のデータを貼り付けてPCからインポートする。このように、一括インポートシートで電子棚札(電子ペーパー)システムに反映させるので、手間のかからない運用を実現しました。
電子棚札(電子ペーパー)導入後に付加した機能
電子棚札(電子ペーパー)を導入される前のご要望としては、メニュープレートの張り替えの電子化のみでしたが、実際に導入されたことで新たな使い方も実施されています。
①:あるメニューが売り切れた時に、PDA端末を使ってその場で「SOLD OUT」の表示に変更できるようにした。
②:上記売り切れの際に一旦は「SOLD OUT」表示に変えておき、営業時間の残り時間が短い中でも売れるメニューを選んで、急いで対象の料理を作って(勿論食品サンプルではない)展示し、PDA 端末でメニュー商品を呼び出してメニュープレートの表示を変更する。
遠隔操作で瞬時に表示内容を変更できる電子棚札(電子ペーパー)を導入することで、業務効率化や顧客満足度向上を実現する方法は何通りも考えられます。
GRトレードとしては、LEOC様に電子棚札(電子ペーパー)をさらに効果的にお使いいただけるように、今後もサポートさせていただきます。
まとめ
ご採用いただく前に想像していたメニューの品数=電子棚札(電子ペーパー)の管理データ数は、毎日変わっても翌月は先月と同じメニューをループで繰り返すのかと考えておりましたが、一つのメニューがカフェに再登場するのは数か月先になるとのことでした。
LEOC様は1日40品×1ヶ月で800種類、これが数か月となると、数千種類のメニューをご提供されておられるということです。
恵比寿ガーデンプレイスでお勤めの様々な企業のお客様や、お買い物に来られたお客様に 楽しんでいただくために、何か月もの間、毎日違う料理をご提供されているご苦労に対して、メニュー変更のお手伝いができて光栄です。
改めまして、この度は、GRトレードの電子棚札(電子ペーパー)をご採用いただき誠にありがとうございました。