電子ペーパーは「オンプレミス」と「クラウド」のどちらで導入すべき?メリットとデメリットを徹底比較
電子ペーパーや電子棚札を導入して業務効率化や働き方改革の推進を図る企業が増えており、その業種は小売業から始まり、製造業や物流業など幅広い分野に広がっています。
しかし、業種や企業規模によっては、社内規則でオンプレミスでの導入しかできない企業や、クラウドシステムの導入を進めたい企業など、電子ペーパーの導入方法も多種多様です。
そこで今回の記事では、電子ペーパーを導入する際に「オンプレミス」と「クラウド」のそれぞれのメリットとデメリットについて、詳しく解説します。
「オンプレミス」と「クラウド」の違い
まずは「オンプレミス」と「クラウド」の違いについて、それぞれの定義とともに解説します。
オンプレミスとは?
オンプレミス(英語:on-premises)の「プレミス(premises)」には、敷地内や構内という意味があり、システムを導入する際に、サーバーやネットワーク、ソフトウェアなどを全て自社で準備して運用する方式です。
クラウドとは?
クラウド(英語:cloud)は「雲」を意味する単語で、クラウドコンピューティングとも呼ばれます。システムを導入する際に、ハードウェアやソフトウェアを自社で所有せず、インターネットを経由して、コンピューティング、データベース、ストレージなどを利用する方式です。
【オンプレミス】で電子ペーパーを導入する「5つのメリット」
電子ペーパーには「オンプレミス」と「クラウド」の2種類の導入方式があることはわかっても、どちらを選べば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここからは電子ペーパーをオンプレミス、クラウドのそれぞれで導入した際のメリットとデメリットについて解説します。
まずは電子ペーパーを「オンプレミス方式」で導入する際の「5つのメリット」から解説します。
メリット1:インフラを自社で占有できる
クラウドサービスの場合は、管理している大元のサーバーに不具合が起きたり、他のユーザーの利用状況により、様々な不具合が発生する可能性があります。
一方で、電子ペーパーをオンプレミスで導入する場合は、自社の敷地内や構内に全ての機材を設置し、インフラを1社で占有できるので、外部からの影響を受けにくいのが大きなメリットです。
メリット2:高いセキュリティレベルを実現できる
特に製造業や物流業の企業では、セキュリティ面を考慮して、電子ペーパーをオンプレミスで導入するケースが大半を占めています。
オンプレミスで導入すれば、自社のセキュリティレベルに合わせて、外部からアクセスできない強固なセキュリティを実現できます。
メリット3:カスタマイズがしやすく柔軟性が高い
オンプレミスで電子ペーパーを導入する場合は、カスタマイズできることが前提ですので、すでに導入している自社システムと連携させることもできます。
他のシステムとうまく連携させることで、それぞれのシステム単体では実現できない高い利便性や効率性も可能となります。
メリット4:ランニングコストが安い
オンプレミスでの導入には、ある程度の初期費用がかかってきますが、一度導入してしまえば、ランニングコストは電気代程度となり、比較的安く抑えられます。
メリット5:万が一の時の障害対策を取りやすい
オンプレミスで電子ペーパーを導入して、障害が起きた場合は、その原因は自社のシステムにあると明確です。システムが自社で完結しているオンプレミスであれば、障害に対する対策を取りやすいのもメリットです。
【オンプレミス】で電子ペーパーを導入する「3つのデメリット」
続いては、オンプレミスで電子ペーパーを導入する際の「3つのデメリット」について解説します。
デメリット1:運用開始までに時間がかかる
オンプレミスで電子ペーパーを導入するには、機材を購入したり、システムを構築したりと、運用開始までに数ヶ月かかることも珍しくありません。
デメリット2:初期費用が高くなる
オンプレミスでシステムを導入する場合は、当然クラウドサービスを利用するよりも、初期費用が高くなってしまいます。
デメリット3:自社で管理する必要がある
クラウドサービスの場合は、不具合が起きても、アップデートが必要な時も、全て運営会社が責任を持って行ってくれます。
しかし、オンプレミスで導入する場合は、電子ペーパーが正常に機能しているかを把握する必要がありますし、トラブルが起きた際の一次対応も自社でできるようにしておく必要があります。
【クラウド】で電子ペーパーを導入する「5つのメリット」
製造業や物流業のお客様の多くは「オンプレミス」での導入をご希望されることが多いですが、一方で小売業のお客様は「クラウド」での導入が多いです。
そこで、ここからは「クラウド」で電子ペーパーを導入した際の「5つのメリット」について解説します。
メリット1:初期費用が抑えられる
すでにあるクラウドシステムを使う場合は、オンプレミスで1から構築するよりも、初期費用が抑えられます。
また、最初から施設全体ではなく、必要な部分にだけ電子ペーパーを導入したいという場合にでも、初期費用が安い分、クラウドシステムの方が気軽に試しやすいです。
メリット2:運用開始までの期間が短い
クラウドシステムの場合は、サーバーやソフトウェアを自社で構築する必要がないので、オンプレミスでの導入に比べると、かなりスピーディーに運用を開始できます。
メリット3:社外からでもシステムを操作できる
クラウドシステムで電子ペーパーを導入した場合は、クラウド経由で情報を操作できるので、いつでもどこからでも手元にある端末で情報を確認したり、変更したりすることができます。
メリット4:常に最新バージョンのシステムが使える
クラウドシステムの運用やデータ管理は、サービスを提供する企業側に責任があるため、常に最新バージョンのシステムを使えるのも大きなメリットです。
メリット5:トラブルへの対応が早い
サービスを提供する企業で全てを管理しているため、もし自社で使っているクラウドシステムで不具合が起きても、すぐに対応してもらえるので、比較的早期に復帰できることが多いです。
【クラウド】で電子ペーパーを導入する「3つのデメリット」
続いては、クラウドで電子ペーパーを導入する際の「3つのデメリット」について解説します。
デメリット1:ランニングコストがかかる
クラウドシステムは初期費用が安い分、ランニングコストが高くなります。
手間のかかる部分にだけ電子ペーパーを導入して、ランニングコストを抑える導入事例も多々あります。
デメリット2:セキュリティ管理に注意が必要
クラウドシステムは、外部からも接続できるという利便性もありますが、その反対にセキュリティ管理に細心の注意が必要となります。
デメリット3:自社に合わせてカスタマイズがしづらい
クラウドシステムは、ユーザー1社ずつの要望に完璧に答える形で、カスタマイズに対応することは困難です。
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